2016.09.22 Thursday
徳風第18号 はちす
お斎(とき)の作法
年忌法要の後の「お斎」の席にご案内いただく場合があります。最近気になることですが、その席で代表の方が「献杯」という発生で食事が始まることが流行ってきました。これは近年始まった礼儀のようですが、どうも違和感を感じます。作法の専門家の意見では、多分、神道か無宗教者の方がやりだしたことのようですが、はっきりしたことはよく分かりません。萬行寺の御門徒であるなら、ちゃんと「食前のことば」がありますので、そのことばを唱和して始めるのが真宗門徒のお斎の行儀です。
先ず代表者か司会者が「食前のことばを唱和します。合掌」と云います。皆が合掌するのを見計らって、代表者が「み光のもと」と云います。その後一同揃って「われ今、この浄き食を受く、いただきます」と唱和します。毎日の食事で実践し、親しみましょう。