報恩講初日 2014年1月22日

今年も例年の旧儀である報恩講がたくさんの人たちの手によって勤まる。
この法要にどれだけの人が関わってきただろうか。
これまでの先達の憶いを受け継いでこれたのだろうか。
報恩講荘厳1
荘厳は今年も華方とお華束方によって立派に立ちました。


華方は花材取りから枝の点検などを含めて約一週間ぐらいお手伝い頂きます。



おみがきも報恩講は荘厳する仏具の数も多いため、いつもより時間もかかります。
もちつき1

餅は2000個以上の餅を人海戦術でくり抜いていきます。この日の準備が一番の人数です。
もちつき2
くり抜かれた餅は数えて一つ一つ粉を落とし、串に刺していきます。これはお内仏のお華束(おけそく)。

もちつき3

もちつき4
道具は家具職人のご門徒が本山のお華束を研究して作ったものです。
実によくできています。各寺でお華束の道具は様々な工夫が凝らされているようですが、萬行寺の道具もなかなかなものだと自画自賛しています。

新年、おめでとうか!?

新しい年を迎えました。
今年もよろしくお願いします。
去年はどのような年だったでしょうか。
去年はよくなかった年だったから、今年こそと思っている人はかなり多いのではないでしょうか。
昨夜は除夜の鐘でいろんな人と出会いました。
毎年のことですが本堂の中でパンパンと手を打ってお願い事をしている若い人が多いことにも驚かされました。意外なカルチャーショックを受けました。
お寺と神社の区別がつかないのか、大みそかはお寺でも神社みたいにお参りするのかと思っているのか、どちらかは解りませんが、そのような人が多いことも初めて知りました。
ある20代半ばぐらいだろうと思われる男性が本堂に入ってきて「この神様はどんな利益があるんですか」と、なんとも難解な質問をされ、返答に困りました。
やはり、仏様にお願い事をしている人がほとんどだったようです。

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