ゆく年来る年

除夜の鐘

 毎年のことですが、この日になると普段とは違い若い人がお寺にやってきます。
いつもは年配の方が多いお寺ですが、鐘をつきにやってきます。
11時半ごろからつき始めますが、紅白歌合戦が終わるころの時間からどっと人が増えます。
多いときには「鐘をつくまで一時間以上もかかりました。」という人もあるくらいです。
しかし、鐘をつきには並んでも、肝心の本堂にはほとんど入ってきません。
始まる前に「鐘を突く前に本堂に入って仏様に手をあわせてからついてください」というと「本堂ってどこにあるんですか?」と聞かれてしまいました。
これはいけないと思い、本堂で参詣する人を待つことにしました。
よくよく考えると、多くの若い人はお寺に来たことがない、あるいは来るような用事がないということは普通のことです。ですからこのようなことがない限りお寺に来るのはめったにないことです。そう考えるとなおさら丁寧に応対すべきなのです。
そうおもって本堂に入ってきたひと一人一人に手の合わせ方やお参りの仕方などをお伝えしました。
今年はベトナムの4人組が本堂に入って手を合わせて行きました。



年末の大掃除

毎年恒例のすす払いが行われました。来年の22日から始まる報恩講に向けての準備です。

一年の汚れを落として新年をお迎えします。来年はいよいよ御遠忌をお勤めする年です。
50年間の汚れをどこまで落とせるか・・・・・。

普段掃除をしないところまで奇麗に掃除をしておしまいです。
最後はお斉(おとき)をいただいて解散です。毎年ありがとうございます。煤払い2


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