帰敬式二日目!!

_DSC0088 (12).jpgまず受式にあたっての諸説明と心得をしたあと、受式後の聞法生活について書かれた受式者へ配られた記念品の小冊子を読みます。帰敬式を受けるということはどのようなことか、このような時代に帰敬式を受けるということはどのような意味があるのかということが書かれていました。


_DSC0013-66.JPGこれから本堂に入りますが、ここで順番を間違えると法名を伝達するときに法名の渡し間違いがあるかもしれません。しっかり受式者番号と照らし合わせて整然と並んでの入堂です。


_DSC0094 (8).jpg南無帰依仏/南無帰依法/南無帰依僧と称えながら一人一人剃刀を頭にあてていきます。今日は仏弟子としての誕生日です。現代は宗教離れが叫ばれています。また若い世代には自分の家の宗教が何宗の何派かも解らない人たちが多いのも事実ではないかとおもいます。また、核家族などにより手を合わせる機会の少ないのも現代の特徴です。そんな時代だからこそに真宗門徒としての自覚を一人一人が持ち、それ故に一人一人が自覚的な自律した宗教観を持って生きることが強く求められる、ある意味で理想的な宗教観を持ち得る井伊時代
でもあるとも云えます。そのようなことを考えてもれば。かつての時代の「私の家は真宗門徒です。」といっていた頃から一歩進んで「私が真宗門徒です」と自信を持っていえることが、自立を求められる時代を生きるうえで大事なことではないかと思います。
大谷派はこの五十年間真宗同朋会運動という信仰運動に古くなった宗門体質を克服するということを託してきました。その中の大事な柱に「個の自覚」という項目があります。これはまさに帰敬式を受けて一人一人が自立した念仏であることを願っていると受け止めていいのではないかと思っています。ですから帰敬式は同朋会運動の実践課題の一つではないかとも改めて思わされているところです。
なんとか一日目を終了。
初日は夜の式もあり計3回でしたが今日は朝と昼の部でおしまい。
いつ行っても緊張する式です。中には涙を流されるご門徒さんもいらっしゃいます。
一生に一度の大事な式ですので、執行する側も真剣です。


帰敬式6



_DSC0093 (11).jpg今回の帰敬式は「御遠忌お待ち受け」ということで大風呂敷を広げて受式者を募集しましたが、想像以上に反響があったことを有り難く思います。各地域の講頭さんや役員の方々が声かけをしてくださった賜物だと思います。重要なのは受式してしまって「はいおしまい」とならないように今後このご縁をどのようにいかしていくのかが課題となります。



_DSC0027-59.JPG今回の受式者の中には過去に帰敬式を受けたけれども法名を紛失してしまった方も随分いました。法名は時々出して確認をしてください。そして何よりも自分の名前ですからなるべく憶えてください。名前は称んで初めて名告りとなり、称ばれて初めて名乗られたものとして自覚することが出来るのです。南無阿弥陀仏も同じことがいえますが、子どもに「お母さん」と呼ばれて初めて自分が「お母さん」と自覚する。お母さんになろうという用きが起こってくるのです。そのように呼ぶ呼ばれるという関係に必要なものが名前なのですから法名も大事にしていただきたいものです

帰敬式!!初日

いよいよ御遠忌お待ち受けの帰敬式が今日と明日の2日間かけて行われます。
帰敬式2まずは受付を済ませた後、受式についての注意事項や受式記念品の確認や帰敬式受式の心得、肩衣の掛け方や念珠の持ち方、受式に当たっての諸注意などが説明されました。皆さん真剣に聞かれていました。とても緊張感があります。
帰敬式1皆さんそれぞれの思いの中で仏弟子となることの意義と法名をいただくことの意義を見いだしての受式ではないかと思います。生涯をかけて会わなければいけないのは自分自身であるとはよくいわれますが、仏法を聞いて解るのは唯仏の願いに背いて生きている自分の相のみが知らされるのです。そのあゆみが今始まったのではないでしょうか。

帰敬式3記念撮影をしました。天候もよく、日差しが強いので写真を撮るのは写真屋さん泣かせでした。人数が多いので終了までに時間がかかると思っていましたが大方の予想を超えて早く終了。写真屋さんに伝えていた時間よりも早く終わってしまったので慌てましたが、なんとか初回は終了。一段落して次の受式の準備をします。

帰敬式の準備

いよいよ帰敬式の当日が迫ってきました。
今回は284名の方が受式されます。当初は288名でしたが体調不良などの理由で4名の方が受式を辞退されて284名になりました。
これでも過去最高の受式者数ですが、本来の募集予定数の300名。あとわずかに届かず残念です。
いよいよ明後日から帰敬式が行われます。
2日間で計5回の執行です。多い日は午前中は定員ギリギリで本堂いっぱいの受式者で60名を越えます。実際並んでみると本堂が狭いなと感じてしまいます。
掃除、荘厳。
正座をできない人があるでしょうから椅子の用意をします。他のお寺からも椅子を借りてきました。
外ではテントをたてて受付の準備です。
どんなに準備をしていても、不測の事態はいつおこるか解りませんので、十分に気をつけたいとおもいます。
堂内では導線の確認と段取りの確認をしています。

講頭総会

講頭総会が行われました。
主な議題は、今年度の決算と来年度の予算の報告と御遠忌の報告などです。

秋季彼岸会

20日〜24日までの5日間彼岸会が厳修されました。
今回のご講師は谷本忍師。初めて萬行寺においでいただきました。

声明講習会

桶屋町の光永寺にて、御親修の御遠忌を想定した講習会がおこなわれました。光永寺では御親修で御遠忌が勤まります。御親修とは、御門首直参の法要で御門首が登壇されて法要を行います。
今回の講習会は装束をつけての模擬法要を行いました。御門首がおいでになられる法要ですから式次第も本式で儀式自体も重い法要の型式になっています。またお勤めの時間も長くなってきます。しっかり練習をしてのぞまなければいけない法要です。裏方さんは大変です。一般寺院では使うことのない御門首のみが使う仏具や、初めて見る作法もけっこうあって大変勉強になりました。


後堂の出仕口には立派な鳳凰が描かれていました。

非核非戦シンポジウム

東本願寺長崎教務所にて、「非核非戦シンポジウム」が開かれました。
講師に川棚の福浄寺住職である深草昭壽師をお迎えし、パネラーに寺本温氏(第二組 崎戸真蓮寺住職)・武宮智水(第三組 正蓮寺住職)をお迎えしパネルディスカッションも行いました。長崎教区では長崎の原子爆弾投下から間もなく70周年を迎えます。そこに向けて教区では原爆70周年記念の「非核非戦法要」の計画があがっています。
深草先生は非核非戦という言葉の意義と、0回大会の雰囲気を語ってくださいました。パネルディスカッションではそれぞれのパネラーが出会った非核非戦を語っていただきました。とても有意義なシンポジウムでした。

白道会総会と還暦祝い会

毎年恒例となってきました萬行寺仏教壮年会「白道会(びゃくどうかい)」の総会です。
萬行寺の壮年会が「白道会」と名称を変えたのは最近のことだそうですが、壮年会自体は100年とまではいきませんが、それに迫るほどの歴史を持っているそうです。
時代とともに表看板や内容なども変化させながらの歴史だろうと思います。
萬行寺には、
真宗婦人会
日曜学校(萬行寺子ども会)
萬行寺壮年白道会
の活動が現在ありますが、「萬行寺仏教青年会」は現在活動休止中です。
どれも確かなことは分かっていませんが、どれもずいぶんと古い伝統を持っているようです。
「白道会」の名称の由来は
七高僧の一人である善導大師の書物「観無量寿経疎(かんむりょうじゅきゅしょ)」といわれる書物の中に出てくる
「二河白道の譬(にがびゃくどうのたとえ)」といわれるところからいただきました。
一人の行者が阿弥陀の浄土に向かってのびる細く白い一筋の道を歩んでいく様子を、上手いこと私たちの聞法人生になぞらえて描写された文章が出てきます。そこから名称をいただいています。




その後は恒例のお楽しみ。
宴会です。
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