作上がり法要

津町の本格的な夏の到来は、鐘が賑やかに海に鳴り響くペーロン大会で幕を開けます。
ペーロンとは長崎に伝統的に伝わっているボートレース。本来のペーロンは海からの恵を神様に感謝する奉納の儀式で太鼓や笛や銅鑼などをならしながら勇壮に行われていたものだったそうですが、いつの間にか勇壮さではなくなって、互いの速さを競うボートレースになっていったようです。かつての神仏への感謝心も薄くなったということのでしょうか。昔の人々は野山を駆け回り、自然と共生して生きいた時代の人は自然の猛威や恩恵などの「人知」を超えたものに対して「畏怖の念」や感謝するということが、人間の力の決して及ばぬ大自然との共存方法だったのだと最近感じます。真宗の教えを聞きはじめた頃はそのようなことに対して関心が薄く、どちらかと言うと軽視してきた感がありました。しかし、とても大事なことがこの中にあるのだということも感じるようになってきました。
しかし、漁業もなくなってしまった今では、現代人の考え方に従うとこのような形に成るのでしょう。だからこういう形でしか残せないくなっているのも当然のことですね。しかし、本来の意義が分からなくなったのもやはり寂しい気がします。

ということで、今日から二日間作上がり法要が始まりました。今回は住職と役僧さんがお話をされました。

学習会 遇願洞

若手を中心にした学習会「遇願洞」。
もう何年になるのでしょうか。

3年前の宗祖親鸞聖人750回御遠忌お待ち受け大会にて、同朋会運動の学習会を進めるとこいう事を協議決定し、御遠忌後から同朋会運動について学習を行い、長崎における同朋会運動の展開と歴史を先輩方に学ぶということを主眼において進められた冊子がみごと完成しました。
今回から新たな学習内容「本願文」について学ぶことになりました。トップバッターの発表者は第一組、浄満寺の若院さんです。
最初はまず「第一願」。

設我得仏 国中人天 地獄餓鬼畜生者 不取正覚


第13回 御遠忌実行委員会

帰敬式の受式者の報告。
受式者に受式日の案内をどのような形で行うかということが話し合われ、それぞれの地区の講頭がその地区に住んでおられる講以外の方も配っていたくことが承認されましました。これはちょっとしたことですが、相続講の拡大も考えてのことです。相続講に入っておられない方はなかなか講頭さんとあうことがありませんので、相続講が広がりを持てないという慢性的な悩みを少しでも解決出来ないだろうかと言うもくろみもあります。ちょっとした顔通しをするだけでも違うのではないかと考えて、受式者にはなるべく手渡しで配ることにいたしました。

あとは当日の執行体制の把握などを行いました。
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