2013.01.29 Tuesday
報恩講終了(お浚い)2013年1月29日
法要の日程は昨日で終了しましが、今朝の晨朝のお勤めは「お浚い」と呼ばれるものです。
お浚いは、報恩講の全日程が終了し、すぐに平常の荘厳で勤められます。
結願の和讃は「如来大悲の恩徳は」の三首で終わりますが、その後の3首から「仏智疑惑和讃」といわれている和讃が続きますがその頭となるものが、『不了仏智のしるしには』です。
「自分はちゃんと修行したんだ」という充実感が、いつでも驕慢の心(自らを誇るこころ)に変わるぞ。という戒めのような和讃です。
”如来よりたまわりたる信心”を、まるで自分の手柄にするような心。そんな爽快感から、自力の心に我々はすぐなるものです。まさに「不了仏智のしるし」ですね。
これをもって本当の意味で報恩講が終了になり、これから来年の報恩講へ向けての準備がはじまります。