佐世保別院報恩講にむけて

毎年の事ですが、長崎教区の子ども報恩講は大掛かりです。とはいえ、他の教区がどの形で子ども報恩講を勤めているのかは判りませんが、自分たちのつもりの中では大掛かりなつもりです。
多少、お坊さんの仕事の範疇を超えたところがありますが、これもまた勉強という事で・・・・・・・修めておきましょう。ツリーハウスはかなり専門的な知識が要求されるだけあって作業は手間と人手がどうしてもかかってしまいます。



今回のツリーハウスは竹のデッキを造ります。



作業効率を上げるために、作業をしやすい環境を作る。これは大事な事です。
そのためには少々の時間がかかったとしても安全で確実に作業できる足場が必ず必要です。
一見、無駄な時間のように感じるかもしれませんが、この足場作業の時間を裂かないと、作業にかかる手数と人数がかかってかえって作業時間が伸びます。人が多くいる時間に出来るだけ人手がかかる作業を行っていれば、そのあとは少人数でも出来ます。


今回は竹を多く使って竹のログハウス風に仕上げてみようと思いましたが、やはり思った以上に竹の本数がいるという事で、後片付けの事を考えて(この事は常に考えておかないと大変です)一部竹で編んでみる事にしました。



今回初お目見えのアスレチックロープたち。準備は外のアスレチックだけではなく、堂内でも様々なブースのスタッフが試行錯誤しながら準備しています。

仏事についてのQ&A

仏事Q&A(その1)

1 法事について

Q まず、はじめに法事の意義を教えてください。

A 真宗における仏事は全て、死者の追善供養や慰霊や鎮魂のために行う行事ではなく、今の私の生きかたや毎日の生活を振り返らせていただく大切な機会です。これを法要・ 法会 ほうえ ともいいます。人生における出会いは、私たちの分別を越えたはたらき(他力)によるものです。そのはたらきを阿弥陀如来といい、亡き人は諸仏 しょぶつ (仏縁を結ぶ仏)となって阿弥陀如来と出遇うチャンスを与えてくださるのです。亡き人があってこそ、今の生を歩んでいる私です。亡き人のために私がするのではなく、亡き人の呼びかけに応じて勤めるのが法事です。

Q 法事は近親者が亡くなった時にのみ行うものではないと聞いたことがありましたが、それはどういうことでしょうか。

A  法事と一言でいっても形式的には様々なものがあります。一般的によく行われる法事は、葬儀や年忌などの場面をイメージすることが多いかと思いますが、実はそれだけではありません。法事は仏事全般を指していう言葉で、そういう意味では仏さまの教えに基づいて行うことすべてが「法事」といえますから朝夕のお勤めも葬儀も全て法事です。その他には、初参式(お経いただき)や仏前結婚式、お内仏の入仏式も法事です。そう捉えていうならば、法事はどなたかが亡くなった時にのみ行うものではないと言えます。

2 年忌法事について

ここでは「年忌法事」について質問します。

Q 命日の法事は亡くなったその日に行わなければいけないものでしょうか。

A  時々、「命日を過ぎて法事を行ってもいいのでしょうか」という質問を受けることがあります。一般的に、法事を勤める場合、命日よりも早い方が良いといわれているようですが、真宗の教えにその根拠はありません。日の良し悪しを気にすることよりも大事にしなければいけないことは、ここに生きている私が仏前に座って念仏申すことです。亡き人からの「南無阿弥陀仏と念仏申せ」という呼びかけによって勤めるのが法事なのですから、法事は、"いつ"を気にするものでもありませんし、義務として務めるものでもありません。

Q 亡父と母の7回忌と13回忌が同じ年の近い日になっていますが、二回も親戚に来てもらうのも悪いなと思っています。そこで、まとめて法事を行うことは可能ですか。また、その場合、どちらの命日に合わせて行うのがよいのでしょうか。

A かつての大家族制の時代とは違い、現在は核家族化の時代で家族や親戚が県外などに住んでいるご家庭も多いのも事実です。その度に度々集まって法事を行うのは確かに大変だろうと思います。出来るだけ多くの方に仏さまの教えにふれる機会を大事に法事を行っているならば問題はないでしょう。また、日取りはみなさんが集まりやすい日程で組まれた方がいいと思います。

Q では、「周忌」と「回忌」の違いを教えてください。

A 年忌法事の基本的しくみは、「周忌」と「回忌」の二本立てになっています。「周忌命日」は、亡くなったその日のことを言い、「祥月命日」ともよばれています。 「一周忌」は亡くなられてちょうど一年目の命日をご縁として勤めますが、その次の年には三回忌法要のご縁が巡ってきます。

回忌法要は、周忌法要の大きな節目として三回忌以降は5年後、七回忌以降は五十回忌までは7年に一度の周期で勤められます。その間を毎年の祥月命日として毎年勤めるのが正式な作法となっています。年忌法要の重要度としては、回忌命日が最も重く、周期命日(祥月)、月命日の順に軽くなっていきます。回忌命日と祥月命日はお坊さんに来ていただいて勤行を行います。[月命日(月忌)は正式には家族のみで勤行します。]

Q 「祥月命日」はどのような心がけで行えばいいのですか。

A 回忌法要の「お待ち受け」として出来るだけ毎年勤めることが大事だと思います。日頃から正信偈と和讃のお勤めを心がけ、家族がそろって声を出してお勤めできるように準備されるのが好ましいと思います。

 


Q では、具体的な法事の内容についてうかがいます。法事を行うのに持ち物は何を準備すればいいのですか。

A 門徒肩衣、念珠、勤行本(赤本)を持参します。

<前日までに行っておくこと>

◯ お内仏を掃除し、お内仏を整えお荘厳 をしょうごん  します。
◯ 家族そろって逮夜(前日の午後)の勤行を行います。

<はじまるまでの主な準備>

◯ 朝起きたらまず家族そろって勤行をしてからお内仏にお仏飯を備えます。
◯ 時間を見計らって参詣者を迎える準備(香を炊き、灯明を灯す)をし、導師をお迎えします。


 一年間を振り返りますと、身の回りにはたくさんの記念日があります。命日は、私たちにとって記念する日の一つといえましょう。いったい何の記念かと申しますと、「死をもって生を考える日」。つまり「いのちを考える記念の日」ということでしょう。そういう日を命日と呼び、亡き人が私たちに与えてくださっている大切な日なのではないでしょうか。

 

 

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一組 同朋の集い

依処:萬行寺

毎年、一組では同朋の集いを開催しています。
今年は萬行寺で行いました。

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