秋季 彼岸会

彼岸は気候もよく、天気がいいのでどこかに出かけたくなります。

今日から5日間、秋の彼岸会です。特に春と秋の彼岸の参詣を比べると、秋の彼岸の方が参詣は多いように思います。

ご法話は岡本英夫師。
岡本先生は今年の報恩講でもお話いただきました。内容は毎回違いますが、話される事の核となるものはおなじだと感じます。
人にはそれぞれの表現があるように、仏教の教説も同じ。たとえ同じ人であってとしても聞くタイミングや環境、条件が違えば、頷けることも頷けなかったり、いままで何とも思わなかった事にものすごい衝撃を受けたりします。それだけに仏縁に出遇うという事は一大事なのでしょう。
説法がそれぞれの機縁に応じて説かれる。そう考えると、やはりその教説は「八萬四千」と言われるのもわかります。一つの物事でも、角度や見方を変えれば、またその表現も違ってきます。ましてや國や時代や生活環境が違う人が集まって教えを聞くとなるとさらにその説き方は難しくなるでしょう。

お磨き

 暑さも次第に和らぎ、いよいよ彼岸の時期になりました。
萬行寺では法要の前に門徒さんに集まっていただいて仏具を磨いてもらっています。

 真宗の荘厳は、皆さんのご家庭のお内仏にしても同じことですが、浄土の世界を表しています。浄土という世界は「清浄(しょうじょう)な世界」といわれ、どのようなものも清浄にする力を持っていると言われています。
ですから、お内仏の仏具はいつも磨いてきれいにしておくことが大事です。ロウソクや線香を炊くと煤がついたり埃がたまったりします。お寺の仏具は年に四回ほど磨きますが、それでもけっこう汚れています。 

白道会総会

「白道会(びゃくどうかい)」とは、萬行寺の壮年会の名称です。
今日は、総会と還暦者祝い会と、その懇親会がありました。
白道会は毎月、定例の集いを開いて聞法学習を続けています。一応、萬行寺壮年会となっていますが、年齢は問わないこととなっています。学習内容は「正信偈に学ぶ」と題し、親鸞聖人の著作である「教行信証」の信巻に修められている
正信偈に念仏の謂れを訪ねています。
毎月の例会は出席者は少ないようですが、それでも会員の皆さんの熱心な呼びかけによって少しずつですが参加者が増えているようです。

今回は還暦者のお祝い会を行いますが、その還暦者の呼びかけにも会員の方は尽力くださりましたが、現役で働いている方もいるようで、参加者は去年より少ないようでした。それでも、普段はあまりお寺に足を運ばないご門徒もきてくださり、酒を飲みながらいろんな話が出来たことは良かったように思います。

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