編集会議

めっきり春らしくなってきました。

今日は親鸞聖人のご命日でした。
参詣も暖かくなってきた影響でしょうか前回よりは多かったように見えました。
今日の法話は住職でした。

徳風の会議がありました。
議題は萬行寺で9月24日に行われる式の帰敬式の案内状についてです。
それから次号の編集についてでした。まだ日数がありますが、5月に住職と坊守がシルクロードに遊学にいくため、急いで今のうちに叩き台を作っておくことになりました。
文章は今月のなぁにをベースに書くことにしましたが、いざ書くとなると、あの人にもこの人にも解りやすく書こうとしてしまい、かえって文章がまとまらなくなっています。
ある程度ターゲットをしぼって、多くを望まないように書かないといないなと反省しつつ・・・。


御流罪の地を尋ねて



3月5日〜7日の3日間。親鸞聖人が流罪になられた地にいってきました。

親鸞聖人上陸の地、居多ヶ浜からスタートし、いくつかの御旧跡を尋ねてきました。
その日の天候は荒れていましたが、どうしてもその浜を見たくて、飛ばされそうになりながらも、少しだけその空気に触れてきました。

聖人の求道生活は、この流罪によって、より実践的になったのではないかといわれています。
だから真宗大谷派では、ただの流罪ではなく『御流罪』だといいます。
私はその浜の空気に触れ、聖人の御苦労を想像していましたら、その浜から上がったところに記念堂があり、そこに金子大栄先生の”念仏発祥の地”の碑がありました。
そこを現在守っておられるおばあちゃんの話を聞き、確かに聖人の念仏が今に至るまで、この地にも響いているのだと、荒れた波と風の音に聞いてきました。
                             役僧 林田

彼岸 -中日-

今日は中日。
昼は大入り、夜はまばらな参詣でした。
夜は昼働いている人が来られるようにと思い、7時半にしていますがなかなか若い人が集まらないのが現状です。

<今日の法話>
正信偈、「善導独明仏正意」の善導大師の六字釈。
『南無というは「帰命」なり』という南無阿弥陀仏の云われを丁寧に話してくださいました。


御参詣には、肩衣と大谷声明集(上)をご持参ください。
syomyoBOOk

彼岸会(初日)

昨日は、梵鐘落慶法要でした。
この日は前坊守の一周忌でもあり、たくさんの人が新しい梵鐘の音色を聞きに集まってきていました。
まず鐘楼堂の前でお勤めをしたあと、梵鐘を鳴らしました。
初めてきく梵鐘の音色を静かにじっと聴きこんで、誰も声を出す人はいませんでした。

そのあとは本堂で感話と住職の法話です。
感話では、お二人の方が話されました。前の梵鐘を運んできた当時、通る家々みんな出てきて見ていた様子や、前坊守との思い出などを話していただきました。真宗門徒として生まれたこと、萬行寺にご縁をいただいた喜びを語ったとても感動的な感話でした。
住職の話は梵鐘の銘についてでした。

今日は彼岸会初日。
昼は住職、夜からは漢忠夫師です。
今回は南無阿弥陀仏の云われ善導の六字釈を中心としたお話です。
「帰命」という字の語源と成り立ちや偏や造りのにいたるまで丁寧に解説を交えながら話してくださり、人間とはどういうものなのかということまで話してくださいました。

あしたも続けて南無阿弥陀仏の云われ善導の六字釈を中心としたお話です。

どうぞどなたも御参詣ください。

仏壇のこと

このところ仏壇を購入する家庭が何件か続けてありました。
どこもこれからお給仕を続けていくことだろうと思います。

基本的に、お内仏に安置するご本尊は出来るだけ大きいものがいいでしょう。
各家庭の事情によって様々ではあるでしょうが、考え方としては、仏さんの大きさに合わせて仏壇を購入するという考えが正しい心構えとおもっておいた方がいいでしょう。
大事なのは入れ物ではなくて、中身ですし、自分の都合に合わせて仏さんを選ぶのは本来の考えではないと思います。
仏壇は美術品でもあり、財産にもなりますから、あまり粗末だなと思えるものではなく、毎日眺めたくなるような立派なもの、よく見えるように大きいものを購入するのをおすすめします。
お内仏は立派だなと思えるものの方が大事にするのではないでしょうか。

お内仏というものは「信心の表現」です。
そこに必要なのは念仏するこころがなければ、仏壇は大きくても小さくてもただの入れ物になってしまうでしょう。
◎床の間や置くスペースが限られているところでは箱入り仏壇がいいでしょう。
しかし『箱入り仏壇』にこだわることはありません。
◎床の間のあるご家庭ならば、掛け軸サイズのおおきな絵像や名号を床の間にかけ、その前に前卓(まえじょく)、その上に三具足(みつぐそく)をおき、その横に天井から倫灯(りんとう)を吊るすだけの簡単な『道場形式』と一般的には呼ばれるものものもあります。これならおおきなご本尊を安置できるし、シンプルにすっきりしてお給仕しやすいと思います。
◎それから床の間を改造して作り付けにする家もあります。これは通称『仕込み仏壇』といわれているようです。

大きくても、小さくてもお内仏です。だいじにお給仕をしましょう。                大攝

雑感

きょうは久しぶりの雨でした。
気温も少し低めです。

午前中は彼岸会(ひがんえ)のための仏具磨き、『おみがき』をしました。

最近では磨かなくてもいいように金メッキしてあるものや、初めから黒っぽい仏具をみかけますが、購入する際は、面倒がらずに出来るだけ大谷派の正式な仏具で磨けるものを選んでください。
真宗の基本的なお給仕はお供え物をほとんどしません。
ですから意外に楽のようですが、そうではありません。おそなえをしないから大変なのです。
朝夕のおつとめ、そしてせめて彼岸やお盆、正月、報恩講を迎える時には仏具を磨くように心がけ、いつも仏壇はきれいにしましょう。
仏事とは仏・如来を迎えるこころの準備です。
宗教は習慣を除くと何も残りません。毎日の生活の中に仏事を行うことが大切です。
それが”仏の教え(仏教)”を聞くという真宗の門徒の一番大切な暮らし方です。
                                      大攝
1