大谷派のお盆の荘厳 〜切子灯籠〜

お盆近くになるとお参り先で「お盆の提灯はどうしたらいいでしょうか?」という質問を多く受けます。

大谷派の正式な荘厳は提灯ではなく上の写真のような『切子灯籠』と呼ばれるものを内陣脇の余間に吊るします。

一般家庭ではほとんど見られることのない灯籠です。

お盆前に本堂余間にかけますので本堂に上がって参考にしてください。
家庭のお内仏に掛けるならば、脇の柱に掛けるなど、仏間の状況に合わせ工夫しすると良いでしょう。 また、お墓や玄関先に灯すといわれる所謂「迎え火」等の提灯は正式に定められた作法はありません。したがって迷信に惑わされぬよう適宜判断して使用ください。

 

 

 

 

法然上人・蓮如上人ご命日法要

 今日は久しぶりの法然上人・蓮如上人ご命日法要でした。昨今は「おとなの寺子屋講座」を行ってきましたので、しばらく法要という形では行なっていませんでしたので、久しぶりのご命日でした。

 この4月25日は毎年10:00から『永代納骨堂加入者の集い』も兼修されています。

昨年より参詣された方々には読経中に焼香をお願いするようにいたしました。そのせいではないとは思いますが、今年の参詣は一般の参詣も含めて50名程度で去年より若干増えているようでした。

平日にも関わらず多くのご門徒が時間を割いて参詣くださり、ありがとうございました。

 

 今回のご法話は久留米・長崎教務所長の武井弥弘教務所長。

いつも参詣される御門徒の感想では「もっと聞きたかった。」という声がありました。
参詣された方の中には、御門徒ではあってもお内仏のない方もおいでです。自分たちのお骨を納めるという事で、納骨堂に新しく加入された方もおいでです。そのご縁で初めてお寺の法要に参詣された方もあります。内容は逐一お伝えできませんが、今日の宗教事情や世界の情勢などを交えながら、「真宗の供養」というテーマでお話いただきました。

「人間とは何か」、「なぜ宗教が必要なのか」、「追善の仏事ではなく、報恩の仏事」という浄土真宗の基礎をお話いただきました。

 

<納骨堂について>

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当山の永代納骨堂は一般の方に広く募集しておりません。

加入にあたっては次の二つのことを加入条件としております。

 

,垢任毎濆垰所属のご門徒の方。またはご門徒に加入していただく。

 (他の宗派や他の寺院のご門徒はお受けできませんのでご了承ください。)

 

△寺の法要厳修の案内が届いたら、出来るだけ参詣できる方。または参詣するよう心がけていただくこと。

 

以上のことを条件としております。その他の事は直接お寺へご相談ください。

 

 

 

帰敬式について(別院たより)

『一人(いちにん)』にかえす帰敬式

 「帰敬式」は永きにわたって「家」に閉じ込められてきた真宗を一人(いちにん)にかえす運動ではないかと私は考えています。

 「おかみそり」は1876年(明治9年)に「帰敬式」と改称され、現在に至っています。その経緯を調べると1872年(明治5年)頃より、国家による仏教を排斥して神道を中心とする国民教化政策の影響がありました。現在でもご門徒の家に残る「神棚」がその影響の強さを物語っています。この時代、大谷派の僧分も真宗教学の牽引者である講師も教導職として、この政策に強制的に参加させられました。各教区の僧分への講義は一つ一つ国家の検閲を受け、「浄土真宗は神の教え」であるかのように混同して説かれたと資料にあります。

 このようにして宗教の自由を奪うかのような国家の動きに抗し、大谷派は仏祖・宗祖の教えと門徒を護るべく、すべての門徒と共に「もう一度宗祖の教えに帰ろう。私は仏祖・宗祖のみ教えをいただく真宗門徒である」ということを再確認する意義をもって帰敬式がすすめられたのではないか。これが私の見解です。

 

 一方、この頃の長崎の様子を知る宗門の歴史資料を紐解くと、1872年(明治5年)にご門首が来崎した際、長崎市内の寺院に大村・島原・天草から帰敬式を望む門徒が多く押し寄せたと記録されています。門徒の要請に応じたならば、その数2万人を超えるだろうと記されています。このようにして我々の先達の多くが真宗門徒であることに対して関心が高かったことは間違いないことでしょう。このような歴史を背景にして、私たちは真宗門徒としてここに在ることを忘れてはいけません。

 

 このような契機を通して、帰敬式は門徒に開かれていきました。この歴史を踏まえて今日の時代社会を考えると、かつてのような家は崩壊し念仏相続はさらに困難な時代をむかえています。そういった現代にあって帰敬式は「私の家が真宗門徒」といっていた門徒が「私が真宗門徒」という、本来の「一人(いちにん)の宗教」からはじまる真宗門徒の入門式として改めて大切なことではないかと憶念しています。

 どうか、受式された方は、法名用紙をお内仏の引き出しに閉まったままにせず、事あるごとに確かめ、あなたの法名を家族や知人にも知らせてくださればと思います。

 そして法名を如来からいただいた我が人生の課題であると憶いつつ、念仏生活に勤しんでくださればと思います。

                  萬行寺 亀井攝(釈大攝)

 

※佐世保別院の『別院たより』に掲載した記事です。

                      

萬行寺 壮年白道会 花まつり〜花見

散る桜、残る桜も、散る桜  良寛

まず本堂に集まり正信偈をお勤めして御法話をいただいて40分程度。

今日は『釈尊降誕会』です。

 

 

 お寺でおつとめのあとは崎野自然公園にて花見を行いました。

ちょうど満開の頃で天気も良く、最高の花見日和でした。実は花より団子と言いたいところですが・・・・・。

見事な桜に酔いしれて楽しいひと時でした。

みんなでパシャリ!

おとなの寺子屋講座  もしもに備えて知っておきたい仏事 中陰編

おとなの寺子屋講座 葬儀 通夜 浄土真宗 中陰 仏事 家族葬 終活 枕勤め お布施 萬行寺 葬儀社 お経 正信偈 納骨 納骨堂 永代供養 永代経 ご本尊 阿弥陀如来 親鸞聖人 蓮如上人 初七日 二七日 満中陰 百か日 浄土真宗 真宗大谷派の仏事 追善の仏事 報恩の仏事17回目の「おとなの寺子屋講座」を行いました。

今回は、もしご家族が亡くなられた場合を想定し、枕つとめから順をおって行うことや準備すること柄や心得などを解説を交えながらお話ししています。知っていて損はしない講座です。

 

今回は七日勤め(中陰)編でした。  その一節を紹介します。

 

中陰とは

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  1. (2017年7月の第2回講座「迷信と正信」〜正しい仏教理解〜より抜粋)

  2. 1、インドでは輪廻転生が信じられ、人が生まれてから死ぬまで、そして新たな生に生まれ変わるまでの期間を四つに分けた『四有説』 とういうものがある。その中の次の生に生まれるまでの「 中有」 の期間が現在の日本人の七七日(四十九日まで)の仏事の由来とされている。
  3. 1、この生まれ変わるまでの期間である中有の期間のことが中国に渡り、その国の習俗である『祖霊信仰』と結びついた。そのことは『仏説地蔵発心因縁十王(十王経)』 という偽経に詳しく示されている。
  4.  当時の中国において、死者の霊魂が肉体を離れ、我々日本人が考えているような、いわゆる「あの世」のようなところに行くと考えられていた。そこで閻魔王に代表される冥界の十人の王たちによって、死者が生前につくった罪業の軽重を裁量し、その業報の結果として生まれていく生処を決めるのである。
  5. 2、その霊魂が七七日(四十九日)を経て、次の生に生まれ変わるまでの四十九日期間に行われる仏事を中陰といわれている。その時に生者の読経の声が審判官に届けば、死者の生前の罪が赦される。この追善仏事が中国に入って十三仏事となり、日本に至って三十三仏事/五十仏事へと展開して現在に至っている。そうして最終的には一つの家の先祖となると言われている。どの追善仏事もこの三十三仏事まで勤めることとなっている。真宗の門徒はこのことに迷わされないよう参考までに知っておく必要があるが、決してこのことに囚われたり、こだわってはならない。

 

年末大掃除

歳末になりました。年末の大掃除が毎年の恒例行事です。

一年間で溜まった汚れを落としていきます。

 今日は本堂や庫裏、境内などの天井や加部 一年間に 今日は本堂や庫裏、境内で一年間にたまった煤や汚れをおとします。
 普段はあまり掃除しない天井や電気の傘、柱のうえの方もきれいに掃除しました。
これで萬行寺の一年間の行事は毎日のお給仕と25日と28日のご命日を除いて、一応終わりになります。
 大掃除が終わって、みんなで御斎(おとき)をいただいて解散しました。
一月にはいよいよ報恩講が始まります。

今年最後の御命日

歳末の礼には信心をもって礼にせよ。

  『蓮如上人御一代記聞書16 真宗聖典p857』

 

毎月28日は10:00より親鸞聖人のご命日です。

今年最後のご命日です。1月は報恩講がいよいよ勤まります。

 

「非核非戦」に憶う

「仏説無量寿経」には、法蔵菩薩は世自在王仏が説かれる国土人天の善悪と麁妙を聞き、覩見して五劫思惟して無上の願を建立されたと説かれている。

非核非戦の碑文には「共に生きよ」とも刻まれている。『「非核非戦」これは法蔵菩薩の叫びである』と仰った先達がある。まさに法蔵菩薩はあの原子爆弾の縁に出遇ったいのちの声を聞き覩見し、心願に応じて願を興された。まさに人間の深き闇を覩見し、諍い合わねば生きられぬ人間の心に「核に非ず、戦に非ず。共に生きよ」と叫んでいると言えるのではないだろうか。おもえば釈尊は

怨みをいだいている人びとのなかにあっても、われわれは安穏に生きよう。

怨みをもっている人びとのあいだにあっても、われらは怨みなく安楽に過ごそう。「ダンマパダ」

と言われている。

「現に共に生きているのだから、そのまま生きていきなさい」とは竹中智秀先生の言葉。まさに法蔵菩薩が獅子吼しているようである。

中学生が来寺

日曜日の午後から長与に住む5人の中学生が萬行寺にやってきました。

社会勉強の一環として、お寺を身近に感じてもらいたいということで、5人が通っている塾の先生の発案によって実現しました。

とても仲良しの5人組です。

まず正信偈をお勤めし、お話をしました。

短いお話でしたが、真剣に聞いてくださいました。

お話の後に自己紹介をして、あらかじめ用意してきた質問をしてもらいました。とても素直な質問でした。

その中に「ルールは何のためにあるのですか?」

という質問には、一瞬どう答えればいいのか考えてしまいした。

「お寺ってどんなところだと思っていましたか?」と逆にこっちからも質問させてもらいました。

「心を見つめるところ」

「修行をするところ」

「堅苦しいところ」

などとなんとも素直な答えが返ってきました。

また、そのなかで一番印象に残った応答は「学校で教えてくれない事を学べるところ」という答えです。そこにお寺の存在意義があるように思います。

以前に日曜学校の子どもたちに同じ質問をしたときにも同じことを言っていたのを思い出しました。学校では学べないことがここにはあるということも子ども達にとってはひとつの驚きと新鮮さがあるのでしょう。

5人のおおかたのイメージとして、お寺は「精神修行をするところ」という印象のようでした。

その中の「堅苦しい」という印象は精神修行というイメージから来ているのではないかと思います。修行をするところという印象はとても大切にしなければならないことではないでしょうか。これまでお寺が人々のあいだで永らく大事にされてきた要因の一つだと思います。これもお寺でなくてはできないことの一つですね。

欲を言えばこころに学ぶ楽しさを感じてもらえればいいなとも思いました。

あるいはお葬式をするところってイメージはない?という質問にはみんなが「うん」と答えました。

「手を合わせることって一日にどれだけある?」という質問もしてみました。一人を除いて「6回以上」という質問が返ってきました。

一日に3回食事をいただくとして、一回に「いただきます」と「ごちそうさま」の2度手を合わせから6回です。それ以上手を合わせるという子はいませんでした。また、5人とも。おばあちゃんやおじいちゃんの家に仏壇があると答えてくれました。ですから、普段の生活の中で仏さまに合掌することはなくとも、両親の実家などに帰った時はお仏壇に合掌することはあるようです。

 

 初めは緊張した様子でしたが徐々に緊張もほぐれ、夕飯はモリモリ食べおかわりをして元気に帰って行きました。

こちらもとても勉強になり、とても楽しいひと時でした。またおいでください待っております。

おとなの寺子屋講座 第3回終了!

「寺子屋講座」は、2017年の6月から始まって、次回の講座で17回目です。これまでの各講座の参加人数の平均はおおよそ35人程度で推移しています。これは始まってから長らく横ばいをキープしていますが長くつ続けるためには発展的な展望を持って推し進めることが大事だと思います。

現在、萬行寺では年間にご門徒の皆さんにお参りいただく法要が72の法座がありますが、もっとバリエーションがあってもいいのではないかと思いたち、浄土真宗入門講座としてこの「おとなの寺子屋講座」が始まりました。

 今回は日曜日ということもあって、久しぶりに40名を超える参加がありました。

次回も今回に引き続いて「お葬式編」をお話しいたします。

萬行寺真宗婦人会/おみがき

 今日は12日から行われる『作上がり法要』の準備で仏具を磨き。通称「おみがき」でした。午前中からたくさんの真宗婦人会の会員が参加してくださいました。

「おみがき」は各地区持ち回りで年に4回行っています。

今回の作上がり法要では2日目の日中には真宗婦人会の物故者追弔会(ぶっこしゃついちょうえ)を兼修して行うことから毎年7月のおみがきは真宗婦人会の会員の皆様におみがきをお願いしています。

今日は60名近くが参加くださり、滞りなくおわりました。

 

 

 

 

 

お斎には「いただきます」と「ごちそうさま」のカードを添えてみました。

またお土産も用意して盛況な1日でした。

おとなの修学旅行 真宗本廟と仏教の歴史探訪

6月12日から14日まで2泊3日のスケジュールで

『おとなの修学旅行「真宗本廟と仏教の歴史探訪の旅」』

に行ってまいりました。

 

今回は奈良と京都の名拙を訪ね、仏教の歴史を探訪しました。

まずは真宗本廟へ。

心配された天気もさほどの心配はなく一安心。この梅雨時はとにかく雨が心配の種でしたが、心配もよそにいい天気でした。


真宗本廟への団体参拝は久しぶりです。初めての3名を除いては少人数精鋭でベテラン揃いの団体参拝です。

今回は同朋会館が工事中のため宿泊は「となみ詰所」にて。その他の諸々の研修は研修道場にて行われました。

また、お風呂と食事は新しくできた和敬堂でした。お風呂も食堂も研修道場もリニューアル。綺麗になっていました。同朋会館は7月からオープンだそうです。

さっそく道場へ。入場は正面玄関の御影堂門より入ります。

しかし、いつ来てもただただ「デカい」そんな印象ばかりです。

修復された両堂は初めてです。

 

まずは御影堂をバックに一枚。

 

親鸞聖人の御廟所 大谷祖廟でパチリ。
親鸞聖人の誕生地。 日野の法界寺でハイ!

平等院
10円玉でお馴染みの宇治の平等院鳳凰堂。こちらも13年ぶりぐらいに来ましたが、修復されて綺麗になっていました。
鳳凰堂をバックにカシャ!
おとなの修学旅行の最後の地は仏教の始まりを訪ね、親鸞聖人が和国の教主と仰がれた聖徳太子ゆかりのお寺、世界遺産の斑鳩寺(法隆寺)でパシャリ!
慌ただしく過ぎたようでもありましたが、実に楽しい旅でした。