2023.08.26 Saturday
児童大会 in東本願寺長崎教会
長崎組の児童大会が長崎教会で行われました。
スタッフあわせて総勢80名ほどの人が集まりました。賑々しく行われました。
萬行寺からは4名の子が参加。お勤めの導師を務めました。できればもう少し日曜学校の子たちを誘って参加したかったと後で思いました。参加した子は大変楽しかったと言って帰ってきました。
これだけ大人数の児童大会は久しぶりです。長崎教区は現在3つの地区に分かれています。その3つの地区が夏になるとそれぞれの場所で児童大会を盛大に開きます。これが一つの伝統になっています。市内を中心としてた我々第1ブロックも夏になると子どもたちが集まって賑々しく勤めてきました。昨今はコロナウイルスの感染拡大によって自粛をしていましたが、ようやく開催することができました。
ここ長崎教会(長崎教務支所)は旧長崎教区の教務所として長年にわたって教区の活動拠点として長い間、中心を担ってきました。しかし2020年7月1日から教区が改変されたことにより、長崎は九州教区長崎組と変わりました。その後当面の間は長崎教務所は『長崎教務支所』と改称して残されることになりました。
敷地内には「非核非戦の碑」があります。その中には1945年8月9日11時2分、長崎上空に飛来したB29「ボックスカー」より投下された一発の原子爆弾によって亡くなられた国籍も、出身地も、名前も、年齢も、性別も、まったく分からない1万体、または2万体といわる数のお骨が収められています。
長崎の原子爆弾による死者は、約15万人とも言われ、その人数と惨状からいかに原爆の被害が甚大であったかが分かります。
累々と横たわる亡骸の多くは荼毘に付されたそうですが、長らく野ざらしになったものもあったり、あるいは荼毘には付されましたが、お骨の状態で放置されていたものも多くあったのだそうです。そして、原爆投下の翌年から長崎の御門徒がたがお骨を収集され、長崎教会に集められました。その後もその噂を聞きつけた人などからお骨が届けられここに納められたのだそうです。
今回の児童大会は、長崎教区が大切にしてきた非核非戦ということを子どもたちに少しでも知ってもらえたらと思って企画しました。碑の中に収まった遺骨や遺品などを実際に見てもらい、原爆によって亡くなった人が本当にいたんだと実感してもらえるようなことがあれば良いと思いました。
お昼は流しそうめん。前日から準備したかいがあり、計算通りうまく行ったそうです。会全体としてはうまく行ったようですが、まだまだ問題があったように感じます。9月に入ってから反省会がありますので、その時までに反省点をまとめていこうかと思っています。
スタッフの皆様、大変お疲れ様でした。